岩手県久慈市
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市政情報

清水・村塚支援員の紹介



 地域おこし協力隊と同様、地域の活性化に取り組む役割を期待されて自治体から委嘱を受けて活動を進める「集落支援員」。現在、久慈市には清水美花(しみず みか)さんと村塚純子(むらつか じゅんこ)さんがいて、地域づくり振興課に席を置き活動しています。彼女たちはいま、何と向き合いどのように取り組んでいるのでしょうか? 

住民が主体となって行うまちづくりのきっかけを ~山形・山根・大川目でスタート~
 久慈市の集落支援員の第1号として昨年4月、活動を開始した清水美花さん。清水さんは山形町の出身で東京の大学卒業後、まちづくりを支援するNPOに4年間勤務し久慈市にUターンしました。
 清水さんの所属する久慈市地域づくり振興課では“これからも住み続けたいまち・戻ってきたいと思うまちづくり”をスローガンに、平成27年度を「ふるさと未来づくり元年」と位置づけて「久慈市未来づくり事業」に取り組んでいます。
 この未来づくり事業は、「住民の地域づくりに対する意識の醸成・促進」と「地域コミュニティの核となる組織の強化及び立ち上げ」を目的にしています。
 「活動を開始した1年目の昨年度は『ふるさと点検』と『ふるさと未来づくりサロン』を行いました」(清水さん)
 「ふるさと点検」開催の目的は、地域において話し合いを行い、自分たちの地域の課題や宝について理解を深めることです。ふるさと点検の次のステップである「ふるさと未来づくりサロン」の開催目的は、ふるさと点検の結果を活かして課題解決に向けての実践メニューづくり(計画づくり)を行うこと。
 ふるさと点検は、住民に公民館などに集まってもらいそれぞれの意見をヒアリングするスタイルで昨年7月から10月までの期間、山形地区で9回、山根地区で7回、大川目地区で7回実施。参加延べ人数は266人を数えました。
 「地域の人が膝を交えて話し合う機会が必要と考えていた、タイミングもいまが最後のチャンス、感謝しているよと地域の方々から声をかけていただきました。私もなんとかみなさんの想いを形にしたいと思い日々活動しています」(清水さん)
 ふるさと点検の場で上がった声は「廃校の活用ができないか」「自然の良さを集客資源に」「伝統芸能を再興し若い人に継承する」などの地域資源活用に対する意見。また、今後ますます進むことが予測される高齢化への危機感が強く、病院や買い物に行くための「公共交通の充実」、除雪してもらえる「スノーバスターズがほしい」、さらには「若者が定住できるように職場をつくれないか」「子どもを育てやすい環境へ」「一人暮らしが多いので見守り体制をつくりたい」などの環境整備に対する意見がでたそうです。
 そして、ふるさと未来づくりサロンは11月から3月までの期間、大川目地区で1回、山根地区で3回開催しました。参加延べ人数は65人でした。
 山根地区では、ふるさと点検の「外からもっと人を呼びたい」という意見から「湧き水巡りなどを見て廻れるような仕組みづくりをする」というメニュー(計画)を住民自らサロンの場で導きだしました。そして今年度を、実際の行動に移す“アクション開始年”と位置づけました。


新たに夏井と小久慈を加える
 今年4月、村塚純子さんが新たに集落支援員に就きました。村塚さんは洋野町生まれ、現在は久慈市門前に住んでいます。
 「私も久慈市の住民の一人。もっと久慈が活気づき、明るく住みよいまちになればいいなと心から思っています。地域のみなさんのお役に立てるように一生懸命がんばります」(村塚さん)
 清水さんと村塚さんの二人は昨年度から引き続いて山形、山根、大川目の支援活動を進めます。
 そして、新たな戦力となった村塚さんは2地区、夏井と小久慈の担当者として力を注いでいくことを決意しています。
 「支援活動への入り方としては、昨年のようにふるさと点検で意見を吸い上げたあとサロンを開催するという方法もあるんですが、集落人口の多い少ないなど地域の状況がさまざま違いますので、現在は地域特性などを勉強している段階です」(村塚さん)
 人々がいきいきと暮らしていける久慈になることが理想だと言う村塚さんは、寝たきりや引きこもる人がふえないよう、住民一人ひとりが声をかけ合えるまちになっていけばいいなと言葉を重ねました。


未来づくりを心を込めて
 さて、山根地区では4月から地域の「歴史」「自然」「食」を活用した集落づくりに向けて住民たちが行動を開始しています。
 6人でつくる「歴史」グループは、「塩の道」の草刈りや倒木のかたづけを行いました。また、子どもたちにも塩の道の看板づくりを一緒にしようと呼びかけています。
 「自然」グループの6人は、川沿いの散歩道や48か所ある名泉の環境整備を行うなどして観光資源として活用できないかと検討を重ねています。
 8人からなる「食」グループは「べっぴんカフェ」(仮称)を地元にオープンさせたいと、山根の食材を使ったオリジナル料理の研究開発を行っています。たとえば山根ならではの惣菜数品がセットになった山根プレート、おからハンバーグ、旬の山菜パスタなどの試作と試食しての評価・改善など。なお、このチームには地域おこし協力隊の渡邉勇氏も加わっています。
 集落人口が約360人と非常に少ない山根ですが、それだけに結束は固いのだそうです。5月15日に開催した「山根未来づくりサロン」では地域人口の減少解決策を検討する「交流」チームも新たに結成されました。
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 地域づくり振興課とともに、より良い支援活動のあり方をいつも考えていると言う清水さんと村塚さん。
 「住民のみなさん自らが考える地域の未来、そして将来こうありたいと願って行う“地域発の集落づくり”を心を込めてお手伝いすることが私たちの仕事です」と2人は結んでくれました。

*取材5月18日 記事作成・編集 宇部芳彦(地域おこし協力隊)


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