Welcome to 久慈市立久慈湊小学校   
   

 みなとっこ日記 平成27年3月 
                  
      
 3月25日(水)    ありがとう先生方  5名の先生方が離任 
   何度繰り返しても、子どもたちとのお別れの様子はさみしく自分の離任でなくとも、胸に迫るものがあります。
 
 子どもの心がとらえた先生との大切な思い出は、たとえ言葉がたどたどしくとも、その純粋な気もちが伝わってきます。私たち教員は、子どもとのそんな別れを繰り返しながら仕事を続けています。しかし、このようなお別れは、その時はさみしくとも、互いの心の力や優しさになると信じています。
 子どもたちのために力を尽くしてくださった5名の先生方、本当にありがとうございました。湊小の子どもたちとともに、新天地でのご活躍をお祈りしています。
   
 3月20日(金)   卒業おめでとう  心に迫る卒業式
   6年生の子どもたちと担任の思いが、心にまっすぐに入ってくるような、素晴らしい卒業式になりました。
 きっと人生の節目をしっかりと刻み、中学校への力強いステップを踏み出すことができたと思います。

 式での子どもたちの姿を見て思いました。
 「子どもたちは、未来を生きる人なのだ」
 力強く、そして希望にみちあふれた子どもたちの瞳は、確かに明日からの未来を見つめていました。

 明るく気持ちのよい子どもたちでした。中学校でも、一人一人がいきいきと輝きますように、応援しています。
 君たちはいつまでもみなとっ子ですから。 
   
 3月19日(木)     1年間の成長の証  修了式 
   1~5年生の修了式を行い、校長先生のお話を聞きながら1年間の成長を確かめ合いました。

 担任による一人一人の呼名に対し、子どもたちは全員、力強い返事で立ち上がりました。背筋を伸ばし、壇上を見つめる姿からも、式を節目に次へと進もうとする意欲があふれていました。
 修了証書を受け取る代表児童も、堂々とした態度で、校長先生から証書を受け取ることができました。
 特に、4月から最高学年となる5年生の力強さには頼もしさも感じました。子どもたちの成長にふれ、教職員一同、うれしさにあふれる修了式となりました。
 おうちの皆様、ぜひ子どもたちの修了をご家族で共に喜びあってください。修了・進級、おめでとうございます。
   
 3月18日(水)    6年生 感謝の活動  徹底的なトイレ掃除   
   卒業式を2日後に控え、6年生が感謝の清掃活動を行いました。

 6年生の子どもたちは、トイレを徹底的にきれいにする清掃活動を5年生の時から続けています。年に数回のボランティア活動で、毎回、トイレのすみずみまできれいにする掃除を続けてきました。
 ビニル手袋を身に付けているとはいえ、大人でも嫌がるトイレ掃除。経験を積み上げてきた6年生には、一人も嫌な顔を見せる子がいません。
 掃除は場所やものだけでなく、掃除する人の心もきれいにするもの。小学校でに身に付けた「お掃除魂」をこれからも大切にしてほしいですね。
   
 3月17日(火)     春本番  おだやかな日 
   なんてあたたかくおだやかな日なのでしょう。
 最高気温15度の今日は、県北久慈市も春の陽気でいっぱいです。

 北国久慈市ですが、写真のとおり雪は全くありません。といいますか、久慈市はほとんど雪が降りません。昨年は3度の大雪が降りましたが、この冬は雪の日もがあまりありませんでした。

 このままあたたかい日が続いてほしいのですが・・・
 写真ではよく分かりませんが、久慈川の水面のきらめきも美しいですよ。
   
 3月16日(月)     自分デザインのバッグで作品の持ち帰り   
   1年生の教室の様子です。
 机の上にある白いものは、子どもたちが自分で絵を描いた大きなバッグです。学校で描いたりした絵などをを持ち帰るための大きなバッグです。子どもたちは、にこにこしながら渡された作品をバッグに詰め込んでいました。

 私の実家には、何と45年も前、私の保育園時代の作品がとってあります。あまりにも昔過ぎて、思い出も何も記憶がないのですが、幼かった自分を想像して面白がっています。今ならカメラでデータにも残すことができますね。子どもたちの今、ぜひ大切になさってください。
   
 3月13日(金)    卒業式練習  人生の節目を刻む
   1週間後の卒業式に向けた練習が本格化しています。
 昨日は、4・5年生が、在校生代表の歌の練習に取り組んでいました。

 卒業する6年生と違い、4・5年生は主役ではありません。しかし、式の雰囲気を支える役割はとても大きなものがあります。
 卒業生や保護者にとって大きな節目である卒業式。単なるイベントではなく、これまでの人生をしっかり振り返り、次への希望をもつ節目であってほしいもの。別れ・旅立ちに意識が集中できるよう、4・5年生もがんばってくれます。
   
 3月12日(木)      みんなで遊ぶ日  3年生
   3年生の「みんなで遊ぶ日」をのぞいてみました。これは、遊び係の子どもたちが決めた遊びを、学級みんなで楽しむ時間のことです。同じような活動は、いくつかの学年で行われています。

 3年生では、担任の先生も一緒に楽しんでいました。今日のように寒い日も、みんなで楽しく遊べば寒さもへっちゃら。冷たい風の中でも、みんなにこにこ顔で遊んでいました。

 「子どもは遊びが仕事」との認識は一昔前のこと。子どもによっては「寒い」「疲れる」「人と合せるのがめんどくさい」と、外遊びや集団遊びを避ける子どももいます。しかし、子どもにとって遊びは何よりの学びの場。このような「みんなで遊ぶ日」が必要な時代です。 
   
 3月11日(水)     震災4年目 3.11集会 
   震災4年目。今朝は全校で3.11集会を開きました。子どもたちは、とても真剣な表情で校長先生のお話を聞いていました。

 津波被害を受けた本校学区。日常とかけ離れた混乱を乗り越え、地域も子どもたちも復興の歩みを続けてきました。しかし、毎日の暮らしの中で、あの記憶でさえ薄れていくもの。
 校長先生からは、4年前のドイツからの支援に対する子どもたちの感謝の手紙が紹介されました。混乱した暮らしの中でも、子どもたちのエネルギーや夢が書かれた手紙でした。
 自分の大切な命を自分で守り抜くこと。与えられた命を輝かせること。3.11をしっかりと振り返ることができました。
   
 3月10日(火)     明日で震災4年目  対岸の堤防かさ上げ工事
   久慈川の対岸、長内方面の様子です。震災を受け、堤防のかさ上げ工事が進められています。現在の堤防を数メートルかさ上げし、万が一の津波や洪水に備えるための工事です。

 工事日程は当初の計画から大幅に遅れています。しかし、いずれ近いうちに本校側も工事に入る予定です。校庭が狭くなったり、写真左下の掲揚塔も移動しなければならないでしょう。工事に伴う重機の音も気になるかもしれません。しかし、この場所に学校があることを考えれば、対策は必要です。
 かつては桜が咲いていたという学校脇の堤防。今のコンクリート姿からどのように変わるのでしょうか。
   
 3月5日(木)     版画すりすり  3学期の版画シーズン 
   あれあれ?インクが緑色だよ?
 最近の版画は、インクの色もいろいろ。定番の黒の他、青や赤、黄色のインクもあります。部分ごとにで色を変える多色刷りなど、色とりどりです。

 3学期の図工は、どの学年も版画の時期。私が小学生だった30年以上前は、いつごろだったのでしょうか?覚えているのは、石けんで洗ってもなかなか取れない黒インク。そして、灯油で後始末をさせられたインクトレーやローラー。黒い油性インクとの戦いの思い出です。
 学校が版画作品でいっぱいです。ご覧に来られませんか?
   
 3月3日(火)    今日は ひな祭り  すぐ片付けることが大切だそう 
   3月3日、桃の節句 ひな祭り

 職員玄関では、今朝からタペストリーのおひなさまがにっこりほほ笑んでいます。

 ちょっと待って!おひなさまは、早めに飾って、3日にすぐに片付けるはず!!そうしないと・・・
 そんなお話を祖母や母から聞いたことを思い出し、思わず吹き出しました。

 「ひな祭りなんて・・・忙しくてそんな暇ないよ」と言いがち。
 「忙」とは心を亡くすこと。忙しい忙しいと言って、季節や人の気もちを感じる心は失いたくないもの。春の訪れを感じる今日この頃。おひなさまは何を語りかけてくれますか? 
   
 3月2日(月)      送る会で見えた値打ちある姿
 ある学年の合唱が始まった。練習とは異なる音程のCD伴奏に、子どもたちの歌声もずれた。6年生への気持ちを伝えようと繰り返し練習してきたからこそ、簡単には音を修正できない。音がずれた合唱を歌う子どもたち、その他の学年、親や先生方はどうとらえただろうか?
 子どもたちは苦しみながらも歌い続けた。「6年生に伝えようと練習してきたから、途中でやめてはだめだと思った」と子どもたちは振り返る。
 出来栄えのよさ。目を見張るアイデア。面白さの追及。そんなものが世の中にはあふれている。しかし、こんな出来事に見える値打ちを子どもたちに伝えたい。
 練習成果を出し切れなかった担任は、反省しきり。もちろんそうだろう。でもその前に、歌い切った子どもたちを最大限に評価したい。