議会の取り組み

議会改革について

久慈市議会では、平成23年10月に議長諮問の議会改革検討委員会(委員6名)を設置。議会報告会、請願者意見陳述、議員間討議を施行したうえで、平成24年12月に議会改革推進特別委員会(議長を除く全議員)を設置し、本格的に議会改革を始動させました。

「久慈市議会基本条例」の制定

久慈市議会基本条例は、議会改革特別委員会に条例制定のための専門部会を置き、約1年間の策定議論を経て、平成26年第15回定例会において可決され、平成26年3月4日から施行されました。

なお、条例前文には久慈地方の方言を用いています。議会基本条例は、議会が目指すべき姿を掲げ、そのことを市民と約束する大事な条例であるという策定議論のもと、多くの市民に知っていただき、条例(議会)に親しみを感じていただきたいという思いから、内容の難しい前文を方言を使って分かりやすくしました。

条例はこちらです

議会改革推進会議の設置

条例では、条例の目的が達成されているかを検証し、継続的に議会改革を推進するため、久慈市議会基本条例運用基準 (247.4KB)で定める議員で構成する議会改革推進会議を設置しています。(議会改革推進会議の会議記録については左の項目をクリックしてご覧ください。)

委員長志願者の所信表明

条例では、委員会の委員長志願者の所信表明の機会を設けています。議長選挙と同様に、委員長の選出過程も市民には見えにくい現状であったこと、さらに委員会活動(所管事務調査)を活発化させていく上では委員長のリーダーシップが重要になってくることから規程しました。

「かだって会議」の設置

条例で議会が市民と協働する場かだって会議」を設置しています。“かだって”とは久慈地方の方言で“一緒にやろう”と“語って”の2つの意味を持っています。市民と議会の垣根をなくし、意見交換会での距離感をなんとか縮めたい、また市民と議会が協働して何かを作り上げていく場があってもいいのではないかという発想から設置しました。

政策サイクルの取り組み

議員個々の活動を通じた一般質問や議案質疑に加え、議会全体として行政課題の解決策の提案に向けた取り組みを平成29年9月から開始しています。
これまで市民からいただいた意見を基に常任委員会ごとに政策課題を設定し、市の総合計画を軸とした現状把握や議員同士の話し合い(議員間討議)、ヒアリング調査、先進地事例調査等を通じて政策研究を行っています。