雨よけほうれんそう
久慈地域は、夏季に太平洋から冷たい海風(やませ)が吹き、冷害に悩まされてきた地域でしたが、昭和55年の大冷害を機に、夏季冷涼な気候を生かした「ほうれんそう」の栽培が拡大しました。ハウス栽培が主流で、高品質なほうれんそうの収穫ができるのが特徴です。市内産直施設の他、関東方面を中心に流通しています。
冬には、寒風にさらし糖度が8%以上となる「寒じめほうれんそう」の栽培が始まります。
生産者のおすすめの食べ方は火を通しすぎないおひたしやしゃぶしゃぶで、ビタミンや鉄分など多様な栄養素が含まれており、目に優しいルテインが豊富なため、令和元年には機能性表示食品として届出が受理されました。また、クラフトビールやラーメンにも加工され、様々な形で食されています。
久慈地域のほうれんそうのPRキャラクターとして「久慈 寒次郎(くじ かんじろう)」と「緑のダイヤちゃん」が誕生し、地域イベントなどに登場しています。
「久慈 寒次郎」のご紹介
寒締めほうれんそうをモチーフとしたキャラクター。久慈市が生んだ柔道家、三船久蔵氏にちなんだ柔道着を着ており、柔道ではしめ技を得意としている。
荒波と寒風育ちの頑固者で1本芯が通っている。
「緑のダイヤちゃん」のご紹介
ほうれんそう栽培によって、出稼ぎから戻って来る家族がいたことから、当時は、「緑のダイヤ」と呼んでいた。そんな、地域に活気を与えたほうれんそうをモチーフとしたキャラクター。兄妹の寒次郎と違い、緑のダイヤちゃんは小柄でキュートでおしゃべり。
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