「久慈市高齢者福祉計画」を策定しました

計画策定の主旨

　当市では、全ての高齢者が住み慣れた地域で生きがいを持ち、これまで培ってきた経験、能力を活かして積極的に社会参加しながら、共に支えあう豊かな地域社会の構築を目指し、平成30年3月に「久慈市高齢者福祉計画（計画期間:平成30年度～令和2年度）」を策定しておりました。この計画では、医療、介護、介護予防、住まい及び日常生活の支援が包括的に確保される「地域包括ケアシステム」の深化・推進を行うこととし、地域共生社会の実現に向けた取組を推進してまいりました。
　今回、これまで取り組んできた施策や方向性を引き継ぎながら、「介護予防・生活支援サービス」、「高齢者の権利擁護」、「災害や感染症への備え」、「地域関係団体との支援体制」等の事業内容を充実させた「久慈市高齢者福祉計画（計画期間：令和3年度～令和5年度）」を策定いたしました。

計画の位置づけ

　本計画は、老人福祉法第20条の8に基づく「市町村高齢者福祉計画」であり、すべての高齢者を視野に入れた福祉に関する基本的な政策目標を設定し、その実現に向かって展開する福祉サービスやその他の関連施策等を定めるものです。
　また、当市のまちづくりの基本計画である「久慈市総合計画」の部門別計画として位置づけ、介護保険法第117条に基づいて、久慈広域連合が策定する「介護保険事業計画」をはじめ、国、県の指針や計画、「久慈市地域福祉計画」等の関連する計画との整合性・調和を図りながら策定するものです。

計画の期間

　市町村高齢者福祉計画は、老人福祉法において「介護保険事業計画と一体のものとして作成」することが定められており、「介護保険事業計画」と同一の令和3年度から令和5年度までの3年間です。

計画の基本理念

共に支え、元気と安らぎあふれるまちづくり
～地域包括ケアシステムの推進と地域共生社会の実現を目指して～

計画の基本目標

　当市では、明るく活力に満ちた高齢社会の確立のため、高齢者が生きがいをもって社会に参画し健康で自立した生活を送ることができ、さらに介護を要する状態となっても住み慣れた地域社会の中で安心して生活を送ることができるよう支援するとともに、「支えあい」に誇りを持てる多くの市民の積極的な参画のもと、超高齢社会を市民みんなで支えあえる、より良い地域社会の実現を目指します。

• 基本施策１　健康や生活を支援する事業の充実
• 基本施策２　認知症対策及び権利擁護の充実
• 基本施策３　安心して快適に生活できる環境・サービスの充実
• 基本施策４　生きがいを持って生活するための支援の充実
• 基本施策５　高齢者を支えるための連携強化