乳がん検診・子宮頸がん検診について
久慈市の女性検診では、乳がん検診と子宮頸がん検診を行っております。
各検診について、詳しくはリンク先ページまたは「令和6年度乳がん・子宮頸がん検診のおしらせ.pdf」をご確認ください。
乳がん検診について
乳がんは、女性に最も多いがんです。
40~50歳代をピークに発症・死亡が増加しており、日本人女性の約9人に1人が生涯で乳がんにかかる可能性があります。
検診ではどんな検査をするの?
乳がん検診では乳房X線検査(マンモグラフィ)、超音波検査(エコー)を行っております。
検査内容は年齢によって異なります。
- 40歳代の方 …… 乳房X線検査(2方向)、超音波検査
- 50歳以上の方 …… 乳房X線検査(1方向)
乳房X線検査とは……乳房をプラスチック板で挟んで撮影し、しこりや石灰化を見つける検査です。乳房が圧迫されるため、痛みが伴う場合があります。乳房の張る月経前を避けて受診しましょう。
超音波検査とは……超音波で乳房の中の状態を調べる検査です。
乳がんの発症リスクを高める原因って?
- アルコール飲料の摂取
- 喫煙(受動喫煙も含む)
- 肥満
乳がんにかかりやすい人ってどんな人?
- 家系内(親、子、きょうだい、祖父母、おじ、おば、おい、めい)で乳がんや卵巣がんにかかった人がいる。
- 初潮が早く(11歳以下)閉経が遅い(55歳以上)。
- 初産年齢が遅い(30歳以上)、または出産経験がない。
早期発見のカギ!【ブレスト・アウェアネス】
ブレスト・アウェアネス(Breast Awarenss)とは乳房を意識する生活習慣です。
Breast = 乳房
Awarenss = 自覚していること
乳がんは自分で発見できる数少ないがんです。
普段の乳房の状態を自覚しておくことで些細な変化にも気づくことができるようになります。
詳しくは『ブレスト・アウェアネス』を習慣づけよう(外部リンク:ピンクリボンフェスティバル公式サイト)をご覧ください。
子宮頸がん検診について
子宮頸がんは20~30歳代の若い女性に乳がんに次いで多いがんです。
最近では39歳以下の日本人女性で子宮頸がんの発病・死亡が増加しています。
検診ではどんな検査をするの?
子宮頸がん検診では問診、視診、細胞診、内診、経腟超音波検査を行っております。
細胞診とは……子宮の入り口の表面をブラシやヘラでこすり、採取した細胞を顕微鏡で調べる検査です。
経腟超音波検査とは……内診の補助として用いられており、超音波で子宮や卵巣の中の状態を調べる検査です。
子宮頸がんを発症する原因って?
- HPV(ヒトパピローマウイルス)
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が関係しており、性交渉が主な感染経路です。
HPVはほとんどの女性が生涯で一度は感染するウイルスで、免疫の働きによって自然に治る人がほとんどです。
しかし、一部の人で持続感染して「前がん病変」になり、その一部ががんに進行します。
子宮頸がんを防ぐには?
子宮頸がんはがん検診とHPVワクチンで予防が期待できます。
- がん検診
初期の子宮頸がんには自覚症状があまりありません。がん検診を受検できる年齢になったら、定期的に検診を受けましょう。
- HPVワクチン
2価および4価のHPVワクチンは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。
9価はHPV16型と18型に加え、ほかの5種類(HPV31型、33型、45型、52型、58型)のHPVの感染も防ぎます。
詳しくはヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(外部リンク:厚生労働省HP)をご覧ください。
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部署:保健推進課
電話番号:0194-61-3315