「久慈市食育推進計画」を策定しました

計画策定の趣旨

国では「生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむ」ことを目的に、平成17年7月に食育基本法を施行し、平成18年3月には「食育推進基本計画」を策定しました。岩手県においても平成18年2月に「岩手県食育推進計画」を策定しています。

本市においては、久慈市総合計画基本計画に基づき、子どもから成人、高齢者に至るまで、ライフステージに合わせた様々な食育の取り組みが進められていますが食生活習慣に起因する脳卒中死亡率や肥満割合などは、国や県と比較してみると高い状況にあります。

そこで、市民一人ひとりが健全な食生活を実践できるようにするためには、家庭、保育園、学校、地域、行政等での取組みを一体化し、総合的に取り組んでいくことが必要です。また、子どもから成人、高齢者に至るまで、すべての市民が「食」の大切さを理解し、「食」に関する知識や選択する力を習得するため、継続的かつ計画的に食育を推進していくための方向性を示す必要性があります。食育基本法に基づいて「久慈市食育推進計画」を策定し、市全体で食育を推進していくための基本事項について定めます。

計画の位置づけ

本計画は、「食育基本法」（平成17年6月法律第63号）に基づき制定された市町村食育推進計画であり、国の「第3次食育推進計画」、県の「第3次食育推進計画」、「久慈市総合計画基本計画」との整合性を図るとともに、市の各種関連計画と相互に連携しながら推進するものです。

計画の期間

本計画は、平成28年度を初年度とし、平成32年度を目標年度とする5年間の計画です。
なお、社会情勢等の変化を踏まえ、必要に応じて計画を見直すこととします。

計画の基本理念

海の幸、山の幸、すべての久慈市の豊かな恵みに感謝し、食を通して生涯心身ともに健康で生き生きと暮らしていくために久慈市全体で地域の特性をいかした食育推進を目指します。

計画の基本目標

市民が生涯にわたって食を大切にする心を育みながら、健やかな身体とこころを育てることを目標とします。