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くじのん #久慈のんびり旅 Vol.2
のんと行く!久慈のんびり旅 vol.2
旅や仕事、趣味などで訪れた地域が、ちょっとしたきっかけで、居心地のよい場所になっていく。そこを「第2のふるさと」として、何度も通い、帰る場所にしてみませんか?
のんさんとは、平成25年4月に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインを務めたことをきっかけに、交流が始まりました。 久慈秋まつりなどのイベントへの参加や、映画「星屑の町」の撮影、さらに久慈市が大きな被害を受けた台風災害の慰問などを通じて、今でも交流を続けています。 そんな、のんさんとともに、久慈市を「ふるさと」「第2のふるさと」として活躍している皆さんを紹介します。あなたも、居心地の良い仲間や場所を探して、久慈市を第2のふるさとにしてみませんか?
「こころを揺さぶる体験」
「こころの体験」は、久慈市の自然や産業、文化などの地域資源を活かして「ほんもの」を体験することで、年齢に関わらず「こころを揺さぶる体験」を提供するものです。
この体験が始まったのは、平成12年頃、久慈市の西側に位置する山形町が、旧久慈市と合併する前までさかのぼります。当時の村長が、少子高齢化の打開策として、取り組み始めたもので、旧山形村の豊かな自然を生かした、炭焼き体験や郷土料理づくりなどに、地元住民がインストラクターを務めることで、地域が深くかかわる体験プログラムとして構築してきました。
これまで、自然体験の受入拠点となる施設の整備や、先進地のアメリカなどへの研修、村長自らトップセールスにより取り組みを推進してきました。久慈市と合併後も継続して取り組んでおり、平成22年度からは、海側の侍浜町に漁業体験や民泊を拡大し、毎年、東北各地や首都圏、海外からも多くの人が訪れ、「こころの体験」を通じた交流を行っています。
「こころの体験」で力を入れているのが、農林漁村の民家への「民泊」です。都会とは違う生活環境の中で、一緒にご飯を食べ、語り合い、交流することができ、民泊家庭から離れる時には、涙しながら別れを惜しむ姿もあります。家族として一晩を過ごす体験から「深い交流」が生まれています。
大自然を満喫!豊富な体験メニュー
久慈市は、豊かなフィールドと人情味のあるインストラクターのもとで、安心して心を開くことができる体験環境を作り、仲間を尊重し、自己を見つめ、感じたことを素直に表現し合う学びの場所を目指しています。
「学校の森づくり」体験では、ほぼ手付かずの森の一部をまるごと学校に貸出するもので、毎年少しずつ手を加えながら、独自の森を育てていくことが可能です。長期的に森を作ることを想定し、継続した交流を続けることができるプログラムです。
「バッタリーキャンプ」は、夏と冬に開催し、市内と県外の子どもたちが、親元を離れて参加し、大自然や伝統文化に触れながら、人と自然との関わりについて学んでいきます。自然の厳しさ優しさに触れることによって、自分も自然の一部であることを体感します。一緒に過ごす仲間たちとのかけがえのない体験は、「こころ」の成長につながる要素が詰まっています。
この他にも、大自然を満喫できる「シャワークライミング」や「ツリーイング」「カヌー体験」などのアクティビティや、「まめぶ」や「そば作り」を教えてもらう郷土料理体験など、さまざまなプログラムがあり、久慈市での滞在時間を十分に楽しめるコンテンツが用意されています。
「健康」がテーマののんびり旅
「ヘルスツーリズム」は、体験型教育旅行で培った受入ノウハウを活用して、人気の高まっている「健康」に焦点を当てた滞在型プログラムです。医学的根拠を収集し、ドイツなどで親しまれている「気候療法」を取り入れ、自然の恵みを利用した健やかな心と体をつくることを目指しています。「タラソテラピー」や「森林浴」を活用して「のんびりとここちよい時間」を提供します。大人ののんびり旅にはピッタリなプログラムです。
くじのんポイント
ここちよい時間を過ごすことで、健やかな心と身体をつくるプログラム「ヘルスツーリズム」。無理のないスケジュールで癒し・慈しみ・和みを過ごすコースがおすすめ!
自分にあった方法で、のんびり体験するのはいかが?
「久慈市は、私たちの舞台地です。」
久慈市で活動する移住者や出身者をご紹介します。
三重県出身 田端良輔さん 「YAMANECO COFFEE LAB」代表
大学3年生の時、震災ボランティアとして岩手県に来たのがきっかけで、地域おこし協力隊の制度を活用して久慈市に移住しました。ミッションは、山根地区にある古民家を活用したカフェをオープンさせること。「コーヒー」について一から学び、自分でも内装のリフォームなどを行いながら、市役所や地域の協力を得てオープンすることができました。
協力隊の期間が終了した後も、久慈市に住むことを決めて、市内外のイベントに参加し、キッチンカーでオリジナルコーヒーを販売しながら、最近では、文化会館内で自家焙煎コーヒーとスイーツを提供するカフェをオープンさせました。
先のことを深く考えずに取り組める性格だったことが、新たな地で活動する原動力になったかもしれません。久慈市は住むのにちょうどよい場所で、夏涼しく、ごはんが美味しい。欲しいものはインターネットで買える時代なので、あまり不便は感じていないです。市内のイベントに出店するとき、周りの方が丁寧に教えてくれたことが印象に残っていて、人との繋がりを大切にしてくれる街だと感じています。市長との距離が近い地域だと感じることも多く、市役所が何をやっているのかがわかるので親近感があります。
自分が移住してきたことで、地域に何か還元していきたいと考えていて、そのひとつに、飲食店に興味がある高校生や若い方が、将来を考えるきっかけづくりになればと、先輩のひとりとして相談も受けたりしています。学生向けに学割メニューを取り入れていて、店舗を訪れた社会人が募金に協力することで、学割分を負担する仕組みです。
復興ボランティアを経験してから時間が経過し、復興の形もかわりました。久慈市を「第2のふるさと」として、自分でできることを考えながら生活していきたいと考えています。
久慈市出身 地域おこし協力隊 西村一章さん 漁業者 ![]() 地元に戻り「漁師になりたい」と考え、地域おこし協力隊の制度を活用し移住しました。前職では、全国各地に転勤がある生活をしていたので、子どもたちに自分が育った地域を知ってもらいたい、自然にふれあってもらいたいという想いもあって、移住を決断しました。 ミッションである「漁業」「海の仕事」に携わることで、もっと久慈市の水産業を知ってもらいたい、そして貢献したいという思いが強くなりました。まずは、自分と同じように漁業に携わりたいと考えている人の後押しになればと「くじ漁師ガイドブック」を発行しました。取材を通して、若手の漁業者には同年代の仲間がいて、悩みなどを相談しながら働いていることを知りました。自然と向き合いながらの仕事なので大変なこともありますが、身体が続く限り続けられる職業なので、仲間の存在があるのは大きいと感じています。漁師の魅力は、季節や天候に合わせ、漁を工夫することで漁獲量を増やせること、漁仕事を頑張った分が即収入に繋げられる点だと思います。これからも、漁業に携わりたい移住者がいたら、仲間のひとりとして一緒に取り組んでいきたいと考えています。 魚介類の水揚げ量は全国的にも減少傾向にある中で、「獲る」漁業だけでなく、「育てる」漁業に取り組んだり、低魚価になりやすい魚介類のブランド化を図ったりすることで、魚価を高めることも必要と考えて、他地域の取り組みを参考に取り組んでいます。 その一つが、水槽でウニを畜養する試験養殖で、市内の水族館「もぐらんぴあ」にも協力してもらい、身入りの多いウニの畜養するためのデータの取得を行いました。失敗もありましたが、チャレンジさせてもらえる環境があり感謝しています。さらに、干しナマコのブランド化に取り組んだり、魚の鮮度を保つための「神経締め」の講習会に参加したりして魚価向上の可能性を探っているところです。 また、前職よりも、家族との時間が増え、移住してきてよかったと感じています。地元に戻ってきたのであれば楽しく仕事をしたいという思いがあるので、そんな自分の姿を子どもたちに間近で見てもらうことで、久慈市での生活の楽しさも伝えていくことができればと考えています。 |
久慈市出身 馬内広斗さん OLD NEW代表
高校卒業後、東京で生活をしていましたが、ふるさとの久慈にも、東京のように魅力的な場所があるはずなのに、それを知る機会が少ないと感じるようになりました。
久慈市で「魅力」や「楽しいこと」を見つけ、「夢」や「挑戦」したい気持ちがある人の背中を押してくれる場所を作りたい!そんな想いからUターンしました。
先輩たちの取り組みに参加したり話をしたりしているうちに、その想いはさらに強くなり、昔喫茶店として使用されていた「ユベントス」を借りて、自分たちでリノベーションし、人と人の「つながり」を生む拠点を作ろうと、友人や先輩とプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトを始めるにあたって、久慈の街が、多くの先輩方の熱い想いや取り組みで作られてきたことを知ることができ、まだ20代ではあるけれど、その輪の中に加わって、久慈市を盛り上げたいとも思うようになりました。
「ユベントス」は、ラテン語で「若者」「青春」という意味があるのですが、誰もが「若者」のように「青春」を楽しめる、何かに挑戦できる場にしていきたいと考えています。
まずは、カフェやレンタルキッチン、会議や創作活動として使えるレンタルスペース、コワーキングスペースなどを提供する場所を作り、今後はゲストハウスを作って、滞在できる久慈市の活動拠点を作っていく構想です。将来的には法人化も視野に入れて、若者が働ける環境にしていきたいとも考えています。
また、久慈市出身の人だけでなく、仕事や観光で久慈市を訪れた人が立ち寄って、滞在の拠点としても使ってもらいたいと考えています。居心地のよい場所は「長居
したくなる」「また訪れたくなる」と思うのでそういう場所にしていきたいです。
「久慈のんびり旅」のコンセプトにも共感していて、のんさんに壁一面に作品を描いてもらえたらいいなと思っています。「ユベントス」でのんびりしながら、のんさんのアート作品を見ることができたら素敵ですね。
くじのんポイント
地域に「滞在」するきっかけは人それぞれ。複数の地域で生活する「多拠点居住」や、仕事と観光を両立する「ワーケーション」など自分にあった形でのんびりできるのがいいね!
「第2のふるさと 久慈に移住しませんか」
移住コーディネーター 藤織ジュン(東京都出身)
私はIターン移住者で、久慈市に定住して8年になります。地域おこし協力隊や起業などの経験を活かして、移住を希望する方の相談を受けるコーディネーターをしています。
地方は「遊ぶところがない」とよく言われますが、久慈市では「夜市」や季節毎のイベントのほかに、工夫次第で遊ぶ場所がたくさんあります。自然のアクティビティが様々楽しめるのも魅力です。私は今年スキーを始めました!
久慈ののんびりした雰囲気が心に余裕を作り、仕事でも趣味でも「何かに挑戦したくなる!」のかもしれません。 久慈市でチャレンジしたいことがある方は是非移住を!お待ちしております。
移住支援制度のお知らせ
〇お試し暮らし住宅
市外からの移住を考えている方に久慈市での暮らしが気軽に体験できる住宅です。
期間:5月~10月末まで
住所:久慈市山形町川井13-38(山村文化交流センター内)
住宅利用案内、またその他の移住支援については、久慈市の特設ページまたはメール k-turn@city.kuj.iwate.jpまでお問い合わせください。
地域おこし協力隊募集中
久慈市の課題に、一緒に取り組んでくれる地域おこし協力隊を募集しています。
地域資源の活用や課題と感じる分野を、得意分野やスキルを活かして、主体的に取り組みませんか?
農林水産業 | 一次産業の後継者育成、ブランド化 |
観光 | PR活動、情報発信、資源の付加価値向上 |
芸術・文化 | 文化財の保護、郷土芸能・演劇などの活動促進 |
教育 | スポーツ人口の拡大、指導者育成 |
福祉 | 高齢者支援、コミュニティナース、介護予防 |
市街地活性化 |
中心市街地での活動、空き家対策
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その他にも、提案型の募集を受付中です。詳しい情報は公式ホームページをご覧ください。
「くじのんグルメ紀行 いわて山形村短角牛」
大自然でのびのび育った短角牛
「いわて山形村短角牛」は、厳しい自然環境に合わせ、寒い冬の間は牛舎の中で育て、暖かくなる春以降は広大な放牧地に放牧して育てる「夏山冬里」方式により肥育を行っています。
放牧中、健康状態を確認する以外、牛主は生育を見守るだけ。牛本来が持つ生命力と風土の特徴を活かした肥育は、一般的な黒毛和牛の肥育方法である人工授精、屋内飼育と大きく異なる点で、全国的にも珍しいと言われています。ドローンを導入した健康状態の確認や、牛が快適に過ごせる環境づくり、国産にこだわった餌を与えるなどの改良を重ねながら、生産への想いが受け継がれています。
肉質へのこだわり
日本の和牛は、全体の90%以上を占める「黒毛」の他、「赤毛」「無角」、短角牛が属する「日本短角」の4品種で、自然交配のため、通年の安定供給が難しいことから「日本短角」の流通量は非常に少なく貴重品種となっています。
短角牛は低脂肪の「赤身肉」が特徴で、アミノ酸が豊富。噛めば噛むほど旨味を感じられる味わいに人気が高まっており、赤身の滋味深さを好むイタリアンやフレンチのシェフからも高い評価を受けています。
短角牛の魅力
小野沢 りん さん(長野県出身)
※2022年8月~地域おこし協力隊
地元の農業高校、岩手県立農業大学校で和牛の肥育などについて学び、県内の和牛一貫農家に就職後、さらに短角牛の魅力を学ぶため、生産が盛んな久慈市に移住しました。現在は、市内で精肉加工技術の習得に向けて修行中で、他にも短角牛の繁殖・肥育農家のお手伝いや、短角牛が活躍する平庭闘牛大会で勢子としても参加しています。いろいろな場面で「短角牛」に携わることができ、考えながらチャレンジできる環境があるので、毎日が充実しています。
短角牛の魅力は、赤身と脂身の旨みが凝縮したお肉の美味しさで、多くの人にもっと短角牛肉を味わってもらいたい、消費につなげていきたいです。
パンフレット
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部署:商工観光課 観光物産係
電話番号:0194-52-2123