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令和6年1月1日から下水道使用料を改定します

○下水道等の使用料改定について

 久慈市では下水道事業の健全な経営と施設機能の適正な維持管理を図るため、令和6年1月1日から①下水道使用料、②漁業集落排水処理施設使用料、③汚水処理施設(※)使用料(以下、「使用料」)を平均20%引き上げます。(※大川目地区コミュニティプラント)

 快適な生活環境の確保と公共用水域の水質保全を目指し、引き続き、コスト縮減や経営の効率化などに努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

○どうして改定するの?

 本来、下水道事業の経営は、下水道を使用する人からの「使用料」で賄うことが原則となっておりますが、下水道の浄化センターなどにかかる維持管理費(施設管理費、電気料、汚水処理費用など)を「使用料」で賄えておらず、不足する維持管理費の一部を、一般会計(久慈市)から下水道事業会計(公営企業)への繰入により運営をしております。

 また、下水道事業が平成4年度から供用開始され(浄化センターは約30年が経過)、下水道施設の更新時期を迎えており、今後、更新費用の増加が見込まれることから、健全で安定した経営を進めるためです。

 

○下水道使用料改定までの経緯

 下水道事業の長期的な経営の健全化を図ることを目的とした「久慈市下水道事業経営戦略」(令和4~13年度)を改定し、今後の経営の見込みや使用料改定などをまとめました。その計画について、「久慈市上下水道事業経営審議会」から答申をいただいたのち、令和4年10~11月にかけ、住民説明会を市内9会場で10回開催(91名参加)し、計画の内容について説明しました。続いて11~12月にかけパブリックコメントを実施しました。その後、2月の久慈市議会定例会で使用料を改定する3つの条例、「久慈市下水道条例」、「漁業集落排水処理施設条例」、「汚水処理施設条例」が可決されました。

○住民説明会での主なQ&A住民説明会写真.jpg

Q 下水道使用料の改定に伴い水道料金も値上げとなるのか

 A 今回の改定は下水道使用料のみであり、水道料金は変更ありません。

Q 最近、物価高騰が続いているが、またすぐに下水道使用料が改定になるのか

 A 令和6年1月に改定後は、5年間はそのままとし、おおむね5年毎に見直しの必要性について検討を行う方針としています。

Q 使用料収入を増やすため、水洗化率を上げる取り組みをしてはどうか

 A 他市の状況を鑑み検討いたします。また、令和5年度から水洗化促進のための補助金を拡充しました 。

Q なぜ、これまで料金改定をしてこなかったのか

 A 下水道事業が平成31年4月に公営企業会計制度に切り替わり、長期的な経営状況を具体的に検討できるようになり、料金の改定額について精査できるようになりました。

 また、国の目安基準(3,300円(税込み)/20㎥)を考慮する必要があることなどから、この度改定することといたしました。

 なお、公共下水道につきましては平成4年度の供用開始から約30年経ちますが、消費税改定以外では、今回が初めての料金改定になります。

 Q 久慈市の使用料は県内市町村と比較しどのような感じか

 A 久慈市は低い方から4番目となっております。

 Q 施設の耐用年数はどれくらいか

 A 内容によって様々ですが、一例として、汚水処理場の電気設備は7~15年、管路は50年などです。

Q 使用料はどのくらい変わるのか

 A 下水道使用料は、「基本使用料」と排出量に応じて加算される「超過使用料」で構成されております。1月1日からの下水道使用料の単価の差額、及びモデルケースは下表のとおりです。

  排出量 改定前 改定後 増加額
1人暮らし 10立方メートル/月 1,540円 1,771円 231円
4人家族 20立方メートル/月 2,750円 3,301円 551円
6人家族 30立方メートル/月 4,070円 4,961円 891円

新旧対照表 (256.2KB)

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電話番号:0194-52-2189