ツキノワグマ出没に関する注意喚起について
ツキノワグマの出没にご注意ください
岩手県では、ツキノワグマの出没に関する注意を喚起し被害の未然防止を図るため、岩手県全域に「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発表しています。
令和5年度はツキノワグマの出没件数及び人身被害件数がともに過去最多を記録しており、令和6年度も人身被害や農畜産物被害の増加が懸念されるため、引き続き注意が必要です。
山菜採りやレジャー等で山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が常にあることを意識していただき、入山するかどうか十分に検討するとともに、入山する際は下記の事項に留意し、十分な対策を講じるようお願いいたします。
また、今年度も人里への出没が多く報告されています。クマを寄せ付けない対策を積極的に行い、被害を未然に防ぎましょう。
山林内(クマの生息域)における対策
・山林はクマとの遭遇リスクが高いことから、山林に立ち入る際はその必要性を改めて十分に吟味する。
・事前に入山地域の出没状況や被害情報を確認する。
・複数人で行動し、鈴やラジオ等の音の出るものを携行する。
・明け方、夕方の入山を避ける。
・撃退グッズ(忌避スプレー、鉈等)を携帯する。
・クマの糞や足跡を見たら引き返す。
・山菜採りや釣り等の際は、下や前だけを見ないで周囲の状況を確認する。
人里における対策
・廃棄野菜や生ゴミ、コンポストの管理を適切に行う。
・農地周辺のやぶを刈り払い、見通しの良い環境を整備する。
・電気柵を設置し、クマを寄せ付けない対策をする。
・庭先果樹は適期がきたらなるべく速やかに収穫する。
・野外やクマが侵入できる納屋に果物、穀物、ペットフード等を保管しない。
クマに遭遇した場合の対策
・持ち物(リュック等)を静かに置いて、目を離さず静かにゆっくりと後退する。
・クマとの間に木や岩を挟むようにする。
・風向きに注意して忌避スプレーを使う。
・至近距離でクマと突発的に遭遇した場合は、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつぶせになる等して重大な障害や致命的なダメージを最小限にとどめる。
この記事へのお問い合わせ
部署:林業水産課
電話番号:0194-52-2122