マイマイガの対策について
マイマイガは約10年周期で大発生を繰り返し、その大発生は2~3年継続すると言われています。
久慈市でも平成20年に大量発生しており、発生の拡大をできるだけ最小限にするため、防除対策が必要となっています。
マイマイガの生態
写真提供元
※1 岐阜県健康福祉部生活衛生課
※2(一社)岐阜県ペストコントロール協会
※3 岐阜県森林研究所
※4(地独)北海道総合研究機構林業試験場
マイマイガの防除の方法について
4月までの対策(卵塊対策)
- 壁を傷つけないよう、あまり先がかたくない先が平らなもの(例:ペットボトルを半分に切ったもの)ではがし、殺虫剤などで殺虫してから可燃ゴミとして排出してください。
- 卵塊の除去が困難な場合には、噴射力の強い殺虫剤を十分に吹き付けて殺卵してください。
※卵塊を覆っている鱗毛が舞い上がり、吸い込んだり目に入ったりすることがあるので、除去の際にはマスクやゴーグル、手袋を着用してください。
4月~6月までの対策(幼虫対策)
- 若齢幼虫期(体長1cm程度まで)は、市販の殺虫剤で駆除できます。
- 1cm以上の幼虫については、バケツに水と少量の洗剤を入れたものを用意し、その中に捕まえた幼虫を入れることで、駆除できます。
- 卵塊及び若齢幼虫期に殺虫駆除するのが効果的です。
※幼虫を直接触らないようにしてください。(皮膚の弱い方は赤くはれたり、かゆみが伴うことがあります。) - 除去の際にはマスクやゴーグル、手袋を着用し、また捕獲する際には火箸などを使用してください。
7月~9月までの対策(成虫対策)
- 成虫にはガ専用の殺虫剤を使用することで効果が得られます。
- 成虫になったマイマイガは寿命は7~10日と言われていますので、思わぬ所に大量の死骸が溜まり、湿気や高温で悪臭を放ったり、害虫の二次発生の原因となりますので、早期の清掃作業が必要です。
- 外壁や窓にマイマイガが留まっている場合は、殺虫後に外壁や窓に殺虫剤を噴霧しておくと再び寄せ付けない効果があります。
駆除に使用する殺虫剤について
- 範囲が小さい場合は、ネオピナミンやシフェノトリンを主な成分としたガを対象としたスプレータイプの殺虫剤を使用します。
- 広範囲の場合は、フェニトロチオン(スミチオン)やディプレックス(DEP)などの有機リン剤や、プレスロイド溶剤のエトフィンプロックス(トレボン)などを噴霧器を使用して散布してください。
※殺虫剤を使用する時は、よく注意を読み、周囲の状況(人、ペット、植物など)に注意して使用してください。
噴霧器や薬剤を貸し出します!
町内会などで行う集団な駆除を対象に、噴霧器・薬剤を貸し出します。
地区の衛生班を通じて生活環境課に申し込みしてください。
※数に限りがありますので、予めご了承ください。
※個人での申し込みは受付できません。
この記事へのお問い合わせ
部署:生活環境課
電話番号:0194-54-8003