浄水用木炭「SUMITCH（スミッチ）」の販売発表記者会見に出席しました。

令和３年９月13日（月）に盛岡市産学官連携研究センター（コラボMIU）において、久慈市内で住宅メーカーを営む株式会社クジラテラス様が10月から販売を開始する浄水用木炭「SUMITCH（スミッチ）」の発表記者会見に出席いたしました。

この浄水用木炭スミッチは、久慈市内で製炭業を営む有限会社谷地林業様がナラを炭に加工したものを利用し商品化したもので、水道水にスミッチをいれて８時間程すると、塩素などが取り除かれるだけでなく、スミッチからミネラル分が溶け出し、より美味しい水になるというものです。

株式会社クジラテラス代表取締役の上神田正利様は挨拶で、日本では年間約230億本のペットボトルが消費されており、そのペットボトルが製造される過程で一本当たり119ｇのCO2が排出されていることから、スミッチを利用してミネラルウォーターを自ら作ることでペットボトルのゴミ問題やCO2削減に貢献し、更には森林保全を支えることで、SDGsの取り組みを消費者、そして地域とともに促進していきたいと述べられました。

当職からは、久慈市では2050年二酸化炭素排出量実質ゼロを宣言しており、これに関わり久慈市沖での洋上風力発電の可能性調査事業や、積水バイオリファイナリー株式会社が市内で行うゴミからエタノールを取り出す実証事業などを推進してきたところであり、株式会社クジラテラス様のスミッチの事業においてもCO2削減、そしてSDGｓに貢献する世の中の時流を得たものであり今後の発展を期待される旨挨拶を述べさせていただきました。